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平格子タイプ(腰窓仕様)

  平格子とは京町家の表の格子の構造による種類の一つです。

京町家の 表格子は、構造により、大きく分けると出格子と平格子の2種類に分けられます。

平格子は、外壁から突出していないもの、玄関の建具の入っている部分と一直線に格子のあるものや、玄関の建具よりも、道路側に出っ張っていても地面から腰の高さに御影石がすえてられ、腰から上が真鍮の棒がはまっているものなども平格子にあてはまります。

言い換えると、格子の下に、空間のないものがこれにあたります。
平格子タイプ(腰窓仕様)  
       
 

 Type-A 2本切子呉服屋格子

2本切子呉服屋格子
糸屋格子の一種。
切子にすることで、採光を考慮した作りになっています。一般的には切子は通し子に比べて少し細くなります。主に色物を扱う呉服屋さんによくみられた作りです。
 

 Type-B 3本切子糸屋格子

3本切子糸屋格子
紐屋格子とも呼ばれています。
昔は、同じ通りをはさんで、同じ仕事をするお店が沢山ありました。
それが美しい町並みを作ったといわれています。
   
 
         
 

 Type-C 連子格子

連子格子
細い角材を縦に並べたつくりです。
この格子のように見込み寸法と同じ間隔で並べたものを、本繁格子とも呼びます。この格子は京都以外の地域でも数多く見られます。
 

 Type-D 炭屋格子

炭屋格子
炭粉が舞うため、格子の間隔を狭くしています。正面から板を張っています。
あまり残っていない格子です。

 
         
 


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